あなたの休日をWhat A Lovely Day!!にするための『マッドマックス』4DXとMX4Dの比較レポ
大傑作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を4DX(ユナイテッドシネマ豊洲)とMX4D(TOHO六本木)で観てきたので、その感想をまとめてみます。
4DXとMX4Dって何なん?
そもそも4DXとMX4Dって何かって言うと、どちらも座席が動いたり水がプシューってかかったりする「4D」体験ができるスクリーンのこと。
名前が違う理由は4DXは韓国の会社が作ったもので、MX4Dはアメリカの会社が作ったものだから。ペプシコーラとコカコーラみたいなもんでしょうか。
それぞれの詳細についてはこちらでご覧ください。
4DXデジタルシアター ユナイテッド・シネマ豊洲にOPEN!
TOHOシネマズが「体感型」4Dシアターを導入! || TOHOシネマズ
で、今回はその2スクリーンで『マッドマックス4』(タイトル長いので4にしちゃいます)を観て来て、個人的に感じた違いについて紹介しようかと思います。
※豊洲と六本木、あと『マッドマックス4』鑑賞時の話なのを改めて強調。こういう機能もあるのか!とビックリ体験をしたいという方にはネタバレになるかもしれないのでご注意を。映画のネタバレについては途中まではなしです。
4DXとMX4D体験レポ
・スクリーン
1番最初はIMAXで鑑賞していたので、正直どちらのスクリーンも小さめに感じました。
豊洲のスクリーン7はD-5、TOHO六本木のスクリーン8はD-9の座席で観ましたが、どちらも割とスクリーン全体をきっちり観れるぐらいの距離。映画にのめり込んでみたいという人はもう1つ、2つ前の席でもいいかなーと。
ちなみに六本木はC列の前に通路があってA、B席となっているので、個人的にはCがおすすめですかね。
・座席の揺れ
デズニーとかユニバの映像系アトラクションみたく、座席が前後・左右・上下に動くのはどちらも同じですが、4DXは何度も頭を座席にぶつけたくらい常に激しく動いていたのに対し、MX4Dの揺れは全体的におとなしめ。可動域が違うというか、4DXの方がより大きな動きを感じました。
・座席のブルブル
どちらも座席がブルブル震える機能を搭載しているんですが、4DXは腰と太ももにブルブル。MX4Dはお尻全体がブルブル(どうでもいいとか言わないで)。
・何かに押されるような衝撃!?
これ表現するのが難しいんですが、4DXは背中を横長の角棒で押されるような機能があって、MX4Dには両尻と背中に全部で4つ?のボールみたいなものが押してくる機能がありました。
どちらも背中からの攻撃とか地面に倒れた時とかに使われるんですが、個人的には映像とのシンクロをいまいち感じなくて…。
・風
さっきの公式ページを見てもらえると分かるんですが、4DXとMX4Dどちらも座席近くに風演出の機能がついています。ただ、4DXにはそれプラス部屋の壁に大きな扇風機が備え付けられています。
これは結構大きな違いの1つで、、髪がなびくぐらいビュービュー風を感じることができます。『マッドマックス4』に関しては結構ずっと強めの風が吹いていて、寒くなる人もいるかもしれないので注意。
・水
これも大きく違っていて、4DXは座席の水プシューが上手い具合に調整されていて、それほど激しく顔にかかることはなかったのですが、MX4Dはかなり強めの水が顔めがけてブシュッと飛んできますw。下手したらメガネにもかかるし、結構激し目にくるのでそっちの来る来ないに神経を使うはめになってウザく感じる人もいるかも。
さらに、4DXには天井から雨が降っているような効果も感じられました。
・後頭部演出
ここからは小ネタを。4DXに関しては結局最後まで正体が分からなかったんですが、座席の後頭部部分から、なんか水鉄砲で撃たれたみたいな、冷たい感覚がありました(濡れてはなかったような)。
一方、MX4Dも耳元から風がプシュっと出る機能があります。
・足下演出
これはどちらも同じでしたが、足にパタパタと柔らかいゴムベラが当たるみたいな感覚がありました。
・フラッシュ
これもどちらも似たような感じですが、僕は4DXのほうが好き。理由は主に演出面の理由で多少ネタバレになるので後で詳しく書きます。
・料金
4DXは通常料金+1,000円(3Dは1,400円)
MX4Dは通常料金+1,200円(3Dは1,600円)
※どちらも会員割引などあります
まとめ
特徴的なところをまとめると、
【スクリーン】
どちらも小さめ。IMAX観てると物足りない。
【座席】
4DXの方が揺れが大きく、よりアトラクション的。
【風】
4DXは髪がなびくほどの強めの風が結構常にビュービュー吹いている(寒がりさん注意)。
【水】
4DXは天井から雨効果がある。MX4Dは顔めがけて強めの水噴射がある(メガネ濡れ注意)。
巷で噂のエンディングのクソ曲については、まあエンディング直後にかかるわけではないし、僕は一息ついて逃げたので無事生還。それにどうせIMAXで締めるのでいいかなと。
みたいな感じですかね。今回は「匂い効果」がなかったのが残念(なかったよね?ダグの匂いとかなかったよね!?)。
4DXの方が全体的により激しく、個人的には4Dを楽しみたいならこちらがおすすめ。
ただ、これも後で書きますが『マッドマックス4』にはMX4Dでしか体験できない"変態効果"もあるので一概にどっちがいいとは言いにくいんです…。
ちなみに僕はやっぱり画面がデッカいIMAXが1番オススメです!!!身も蓋もない!
で、ここからはあくまで『マッドマックス4』での4DX、MX4D演出効果の話です。
映画のネタバレ含みます。
4Dで観てよかった!超絶演出あれこれ
先ほどちらっと書いたフラッシュ演出について。
簡単に言うと4DXは映像とシンクロした工夫が随所に見られました。例えば嵐に巻き込まれるシーンでは、雷に合わせて光ったり、夜の暗闇を武器将軍がサーチライトで照らしながらマックス達を探すシーンでは、サーチライトの動きに合わせて光ったり。
MX4Dもさすがに雷の場面では光ってましたが、こちらは車のクラッシュ場面みたいなあんまり関係ないところでも光ったりする。多分、映像的に盛り上がる場面で光らせているんだと思う。
あと、どちらも非常に印象に残ったのは水プシュ効果なんです。
4DXで物凄いのは、イモータン・ジョーが死ぬ場面。フュリオサがイモータンのマスクをブチブチブチ!と引きちぎる場面で、その血しぶきがプシャーっと顔に吹きかかるんです。この超絶な残酷演出には度肝を抜かれました。鳥肌。
一方、MX4Dの水プシュ演出にも驚きました。
この映画、フュリオサとトースト(レニー・クラビッツの娘で胸ポチ巨乳)が唾を吐きかける場面がそれぞれあるんですが、その唾とシンクロして顔面に水がプシュー!
なんだこれ!変態大喜びの超鬼畜演出!僕はダグかスプレンディドかフラジールの唾が良かった…。
とまあ4D体験レポはこんな感じです。
映画自体についてはもう何も言うことはありません。最高、圧倒的、凄い、といった言葉の上限が更新される体験でした。まさかマッドマックスで泣く日がくるとは。生きていてよかった。
What A Lovely Day!!!!!!!!
I live. I die. I live again! #MadMax #NowPlaying pic.twitter.com/4TD2olR2yi
— Mad Max Movie (@MadMaxMovie) 2015, 5月 21
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015/アメリカ/120分)
原題:MAD MAX:FURY ROAD
監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー、ブレンダン・マッカーシー、ニコ・ラソウリス
製作:ジョージ・ミラー、ダグ・ミッチェル
撮影:ジョン・シール
美術:コリン・ギブソン
編集:マーガレット・シクセル
音楽:トム・ホルケンボルフ、ジャンキーXL
出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、アビー・リー、ゾーイ・クラビッツ、コートニー・イートン、ライリー・キーオ
Oh, what a lovely day with the cast of #MadMax: Fury Road! pic.twitter.com/cAK3R83QAW
— Mad Max Movie (@MadMaxMovie) 2015, 5月 8
From one Max to the next. Mel Gibson makes a surprise appearance at the #MadMax premiere! pic.twitter.com/l2vledbInG
— Mad Max Movie (@MadMaxMovie) 2015, 5月 8