ルドガー・ハウアー追悼。さようなら、ロイ・バッティ。

ドガー・ハウアーが死んでしまった。『ブレードランナー』のロイ・バッティが。
 

奇しくも2019年は『ブレードランナー』の舞台でもあった。まだ車は空を飛んでないし、レプリカントを奴隷のように扱ったり、虚栄に満ちた巨大ピラミッド型の建物がぶっ建てられたりする世界はまだ訪れていない。放射能酸性雨の汚染に関しては目前まで来ているかもしれない。

恐ろしく残酷で暗い世界の中で、ロイ・バッティの笑顔と泣き顔だけが生き生きとして見えた。

 

当時ルドガー・ハウアーは40歳手前ぐらいだろうか。そう考えると、あんな風に仲間の為に泣いて、命の価値について考えることができる(クソな対応をしてくる奴はぶっ殺す)素晴らしい大人になるには、まだもう少し猶予がありそうだ。

 

ちょうど梅雨の時期に届いた悲しい知らせ。ロイ・バッティ、この上なく壮大で、美しく、命の輝きと儚さに溢れた最期の言葉を忘れません。

 

さようなら、ルドガー・ハウアー。さようなら、ロイ・バッティ。

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